2015年12月7日月曜日

クリスマスの起源について考える

クリスマスの意味は何?


クリスマスはキリスト教徒ではない私たち日本人にもなじみ深いイベントになってきています。

小さいころはサンタさんと両親からクリスマスプレゼントをもらえる1年で一番楽しい日と認識していました。

多くの子供たちはやはり同じような認識なのではないでしょうか?カップルにとっては恋人同士でプレゼントを贈りあい、イルミネーションを見たり少しご馳走を食べたりする特別な日ですよね。



しかし、クリスマスは宗教的な儀式です。
クリスマスの本当の意味をしっかりと理解したうえで過ごすのも良いのではないでしょうか?

ところで、クリスマスはイエス・キリストの誕生日だと思っていませんか?

実は違うという説もあるそうなんです。

ほんとのところクリスマスの意味は何なんでしょうか?

ちょっと調べてみました。

クリスマスはイエス・キリストの誕生日ではない?


クリスマスは一般的にイエス・キリストが西暦01225日に誕生したことを祝う日と言われています。

ただ実はイエス・キリストが1225日に誕生したという記述は聖書などに記録されているわけではありません。

ではなぜ1225日がイエス・キリストの誕生日とされるようになったのでしょうか?


実は聖書などでは101日、もしくは2日が有力なのではないかとされており、天文学的に研究すると915日だったのではないか?とする説があります。

ではなぜ1225日が誕生日とされるようになったのでしょうか?


これはローマ帝国にキリスト教を受け入れてもらうために当時ローマで行われていた「冬至の祭り」をイエス・キリストの誕生日として祝ってもらうようにしたといわれています。

ローマ帝国は太陽信仰があったので、冬至の祭りが重要視されていました。この大事な祭りと同じ日に祝うことが大切でした。



なぜクリスマスイブを重視するのか?


クリスマスがイエス・キリストの誕生日と設定して大切に祝うのは分かるのですが、クリスマスイブをここまで大切に考えるのは何故なのでしょうか?

クリスマスイブは英語でChristmas Eveと書くので、Eveeveningから前夜なのかな?と思いがちですが実はこれが違うのです。

イエス・キリストが生まれた西暦0年の頃にはユダヤ歴という暦が使われていました。それによると1日の始まりは太陽が沈む夕方とされていました。

このことからクリスマスイブとは前夜という意味ではなく、クリスマスが始まる瞬間ということなんです。

なのでクリスマスとクリスマスイブは同じ日のイメージなんですね!

クリスマスツリーはどんな意味があるの?


クリスマスにはいろいろな意味があるようですが、今度はクリスマスに欠かすことのできないクリスマスツリーについてです。

クリスマスツリーを飾る意味とはなにでしょう?


クリスマスツリーといえばやはりモミの木ですよね。

モミの木を使う理由としては諸説あるのですが、どの説にも共通しているのは永遠の命の象徴と考えているというところのようです。

モミの木はラテン語で「永遠の命」という意味を持ちます。


またキリスト生誕劇で「アダムとイブ」の知恵の実を持つ禁断の木の代わりに使われたことから「知恵の木」の象徴とも言われています。


そして、もともと知恵の木と言われる林檎の木は冬の間葉が落ちてしまうのでモミの木に林檎をつけて代用したといわれているらしいのです。


イエス・キリストが生きていた頃からクリスマスツリーがあったわけではなく、8世紀のドイツでクリスマスツリーの習慣が始まったそうです。



クリスマスやクリスマスに飾るものにも大切な意味があるんです。

せっかくお祝いをするのであれば意味までもしっかりと理解して楽しみたいですね。


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