クリスマスによく見るあの赤い葉は何?どうやって育てるの?
クリスマスによく見かける赤い葉の植物。
花屋さんや雑貨屋さんなどでも目にする機会は多いですよね。
なんとなくあの赤い葉を見ると「もうクリスマスかぁ。」なんて思うほど、定番のイメージですよね。
あの赤い葉は「ポインセチア」という植物なんです。他にもピンク色やクリーム色があるんですが、赤が一番有名ですよね。この赤色はキリストの血の色に例えられることもあり、イエス・キリストの誕生日を祝うにはピッタリの植物なんです。
また葉っぱの並び方が星のように見えるということから赤色のポインセチアは「クリスマスの星」という別名があるんです。
クリスマスの時期によく販売されていることからプレゼントとしてもらったという人も多いのではないでしょうか?
このポインセチアは上手に育てると毎年楽しむことが出来るんですよ。
少し育て方にコツはありますが、慣れてしまえば簡単!もうプレゼントでいただいた大切なポインセチアを枯らすこともありませんよ。
日当たりや置き場所、水やりなどは?
ポインセチアは日当たりが悪いと下葉がすべて落ちてしまいます。
特別な理由がないかぎりはよく日光に当てるようにしましょう。
原産国はメキシコであり、意外に寒さが苦手です。
クリスマスの時期に良く見かけるので寒さに強そうだと勘違いして寒いところに置いておくとすぐに弱ってしまいますよ。
15℃を切るころには室内に取り込んでしまいましょう。
地域にもよりますが10月下旬から3月いっぱいまでは室内で管理するのが普通です。
日中は窓際で日光がたっぷり当たる場所に置きましょう。
4月から10月の間は土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
冬の間は生育も遅くなるので土が乾いて3日から4日程度の間隔をあけて水やりを行います。暖房が直接当たるところでは異常に乾燥してしまいすぐに枯れてしまいます。
冬越し出来た時の育て方や増やし方
冬の間にポインセチアを十分に楽しめたら、下葉がおちてくる4月頃に下から2~3節のこして切り戻しをおこなうのです。
こうすると新芽が伸びてきて、また冬には綺麗なポインセチアが楽しめます。
この切り戻しを行わなかった場合、どんどん縦に伸びてしまってバランスの悪い株になってしまいますよ。写真のように思い切って切り戻しを行ってくださいね。
またポインセチアはさし木で増やしていくことが可能です。
新芽が出ているところを7㎝のところで切り、上の葉を3,4枚のこして下の葉はすべて取り除きます。
切ったところから樹液が出てきますが、そのままにしておくと根が生えてきにくいので綺麗に洗い流してから鉢にさします。
1カ月程度で根が出てくるので植え替えてあげましょう。
ポインセチアの剪定の仕方の動画です。
分かりにくい場合はチェックしてみてくださいね。
綺麗に咲かせる秘訣?短日処理とは?
ポインセチアを綺麗に色づかせるにはそのままにして置いたらいけません。
ポインセチアは短日植物なので日の当たる時間が12時間以下になることが花が咲く条件なのです。
9月以降は光の当たる時間を調節してあげる必要があるのですが、室内の場合は人工照明などもダメなので非常に難しいですよね。
なので段ボールなどで完全な暗闇を作れるようにし、9月下旬から40日間は毎日17時から朝8時まで一切の光を遮断するようにしてあげましょう。
この作業を短日処理と言うのです。完全に色づくと完成です。
ただ基本的にはきちんと日光を当てる植物なので、短日処理をしていない時間はしっかりと光を当ててあげてください。
この作業が無くても色づきはしますが、店頭で売られているようなきれいな発色にはなりません。余力があれば挑戦してみたいですね。
いただきもののポインセチアも丁寧に育てれば毎年楽しめるようになります。
少しだけ手順を覚えてみませんか
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