アメリカはクリスマスにどんな料理を食べるの？
みなさんはクリスマスにどんな料理を食べていますか？
街でよく見かけるのはケンタッキーに行列が出来ている風景を見かけます。
パーティーバーレルは予約をしていないと購入できないほどの人気ですものね！
でもこれは欧米の人たちからすると不思議な習慣なんだそうです。
クリスマスになぜファーストフードを食べるの？と疑問に思うみたいです。
もう一つ不思議に感じられるのはカップルなどがいつもは行かないような少し高級なレストランなどに行くこと。
欧米ではクリスマスは休暇です。よほどの観光地などでない限りレストランなども休みのところが多いようです。
なんだか日本とは違い過ぎてとまどってしまいますよね。
クリスマスはアメリカなどの国では宗教的なお祝いです。
ですので家族と一緒にお祝いをする方が多いです。
では実際にアメリカではどのような料理がクリスマスには食べられているのでしょうか？
やっぱり定番はターキー！
日本ではクリスマスと言えば鶏肉のイメージですがアメリカで主流なのはターキーです。
なぜお祝いの席でターキーを食べるかと言うと実はかなり深い訳があるのです。
その昔アメリカに移住してきたイギリス人たちは最初の冬を越すことができずに半数近くが亡くなったといわれています。
絶滅の危機かと思われたところを助けたのはアメリカにもともと住むインディアンの人たちでした。
彼らはトウモロコシやカボチャなど当時栽培していたものを食料として与え、さらには栽培方法まで教えたのです。そして七面鳥も贈ったといわれています。
このことで生き延びることができた人たちはインディアンを招待し、七面鳥をふるまったといわれています。
このことから七面鳥はお祝いには欠かせない料理になったのです。
日本でも七面鳥の認知度が上がってきて、丸焼き用の七面鳥もコストコなどで販売されていますね。
今年は少し変化をつけて七面鳥でクリスマスをお祝いするのも良いのではないでしょうか？
ローストビーフも欠かせない！
ローストビーフもお祝いの料理としては欠かせない一品です。
共働きの世帯も多く、普段は冷凍のものなどで手軽に済ませる家庭でも、力を入れて作るのがローストビーフです。下準備としてタコ糸で肉を縛ったり、下味をつけたりして、オーブンを十分に温めて、そこから２、３時間焼くというかなり時間のかかる料理なのです。
しかし大きな塊肉は迫力もありますし、豪華にも見えるので、お祝い料理としては最適。ソースによって家庭ごとの味も出せますよね。
ローストビーフはもともとイギリスで日曜日に食べられていた定番料理です。
貴族などは牛を飼っており、日曜日に一頭屠って大量のローストビーフを作り、1週間その残りで生活したといわれているそうです。イギリスからの移民によってアメリカに伝えられた料理なんですね。
日本ではあまり見かけないハムの丸焼き
アメリカではハムをクリスマスの料理とすることもあります。
日本でのハムと言うと、もともと薄くスライスしてあり、サンドイッチなどに挟むものと思いがちですよね。
しかしアメリカでのハム料理はもっと豪快です。
ハムの大きな塊をそのままローストしてきます。
そして大きな塊のまま食卓に出し、好きな厚さに切り分けながら食べるという習慣があります。
またハムの素材でターキーを使うこともあるそうです。
ターキーの丸焼きをするのは下準備が面倒と言う場合はハムで代用すると面倒もなく楽ですよね。
是非厚めに切り分けて食べたいものです。
このように見るとアメリカのクリスマス料理は日本ではなかなか食べないものが多いですね。
今年のクリスマスは少し凝ってアメリカ風の食卓にしてみてはいかがでしょうか？
